「何かしら?スワローズ」

ソフィは、その声に振り返った。




「お召し物はいかがなさいましょうか?」


スワローズは、ソフィの前にズラリとウェディングドレスを並べて見せた。




………まったく、


気が早いというかなんというか..






「今すぐ選ばなくては駄目?」


ソフィは、
疎ましそうにスワローズを見た。




「はい、式は六日後ですから」


スワローズは、ソフィをたしなめるように言った。




「………分かったわ」

ソフィは、諦めたように肩を落とした。