……だよな。



なにせ脱走するくらいだし…


「……ふーん。」



少しくらい..

俺から解放してあげないと──…




「…いいよ、出してあげる」

「……へ?」

とソフィは、拍子抜けしたような声を出した。



「出たいんでしょ?」


「そ、そうなのだけれど……」



………本音を言えば、


ずっとこの部屋に

閉じこめておきたいんだけど..