月の果て



「──────…ソフィ、」



触れてしまうと


崩れてしまいそうなこの人を──…





「何?」




「愛してる──…、君を」



守ってあげなくちゃ……と



ソフィは、翡翠色の瞳を大きく揺らせた。




「………もう、随分前から──…」



思うのよ───…





「愛してる──…だから、」




この人の儚い小さな夢を



「もう何処へも行かないで、傍に…いて──…」




叶えてあげなくっちゃ……と──…



「………はい」

ソフィは、大粒の涙をポロポロとこぼしながら小さく頷いた。





そう、この感情にはきっと..



"愛してる"


こんな名前がぴったりだわ───…