「だって、そうでしょう!?……恋人が、エリスという方が..いるのに──…」
ソフィは、翡翠色の綺麗な瞳を揺らせた。
「………エリスが、恋人?」
キルトは、キョトンとしてからソフィの肩辺りに顔をうずめ、
クックッと喉を震わせて笑い始めた。
「ど、どうして笑うのよ!」
ソフィは、困惑したように表情を曇らせた。
「いや、それだけは有り得ないから。」
キルトは、はっきりと言い切った。
「どうして?だって、ラクロアの花─…」
「あぁ、あれね。そんなのデカルトにだってトラキアにだって言った事があるんじゃない?」
とキルトは、にっこりと笑って言った。
……………え?
「どういう事……?」


