ソフィは、渋々大きな門を開いた。
その門の先にいたのは──…
「ようこそ、ナタナエル王国へ」
と言って微笑む薄い金髪で優しい金色の瞳を細める少々年老いたナタナエルの王、
シルベリアだった。
─────…キルトと同じだわ。
優しい..月の光を持った瞳──…
そして、
この方が、世界を統べるお方──…
「ご機嫌麗しく存じます、王」
ソフィは、そう言って物腰柔らかく頭を下げた。
「ソフィ姫、まず。詫びねばならない」
シルベリアは、申し訳なさそうに
瞳を歪めた。
「何を……でしょうか?」
ソフィは、首を傾げた。


