月の果て



…………こんな事って───…



「ナタナエル王国、第一王子。ジェオルドです。以後お見知り置きを…」



と男が優しく微笑んで言った時、
長く美しい金髪は揺れ動き双方のコバルトブルーの瞳は、眩いばかりに輝いていた。






………キルト、の



大人バージョンだわっ!!




ソフィは、大きく目を見開いて男を見た。



「びっくりしたかな?」

男は、にっこりと微笑んだ。



「当たり前よ!どうして王子が私を迎えに来るのかしら!?」


「うーん..、あいつ手強いからなぁ…」

ジェオルドは、そう言ってポリポリと頭を掻いた。



「あいつ?」

ソフィは、訝しげにジェオルドを見た。