「───…あのね、ソフィ。俺の左目は、色彩力がないんだ。つまり、すべての物がモノクロに見える…」 とキルトは、悲しそうに眼帯をしている左目を抑えた。 ………え? それは、おかしいわ だって───… 「いつも出しているのは左目じゃない」 とソフィは、キョトンとして言った。 「……そうだよ」 「どうして?モノクロにしか映らないのに───…」 空も海も山も大地も湖も あんなに綺麗なのに、 キルトの瞳には、映らないなんて──… そんなの……哀しいわ──…