月の果て



「そう?別に普通だと思うけど…」


「普通なの?」

ソフィは、不思議そうにキルトを見た。





「こんなに、綺麗なのに──…」



キルトは、おかしな事を言うわ。


これが普通だなんて──…





「……まぁ、とにかく。お気に召したようで良かったよ」

とキルトは、にっこりと笑った。



「ええ……」

ソフィも吊られてにっこりとキルトに微笑みかけた。





キルトの金色の瞳は、月の光に照らされて美しく輝いていた。


………綺麗。



こんなに美しく輝く薔薇達だけれど



やはり、



アナタの瞳の美しさには叶わない……





何故だか、そう


思うのよ───…


それとも、


アナタは、自分の瞳の輝きさえも



"普通"だと思っているのかしら──…?


そんな事はないのに……