その時、パチリとキルトの瞳が開いた。 「─────…ここは?」 「病室です」 「そうか…、お前が運んでくれたんだな。有り難う」 キルトは、そう言って優しく微笑んだ。 「───────…この、馬鹿」 デカルトは、呟いた。 「……なんだと?」 キルトは、眉をひそめた。 「俺が、あのまま貴方を刺し殺していたらどうするおつもりだったんですか」 デカルトは、鋭く睨みつけた。 「────…そうだなぁ」 とキルトは、少し考えてから 「だけど、お前はそうはしなかったじゃないか」 と無邪気に笑った。