-アンビバレント-




「あ…――」



ボーッとしながら歩いていたあたしは

目の前がいきなり行き止まりになったことに驚いて足を止めた。



ここ、どこだろう…


カフェに行きたかったはずのあたしがたどり着いたのは

街灯もないうすぐらい道。


あたしは仕方なく今来た道を引き返すことにした。




一時間後――


「――あれ?」



も――!!ここどこ?


時計を見ると

もういつの間にか0時をまわっていた。


大学や高校の友達からは何通もメールがきてて

それぞれ新年を祝っているのに


あたしは1人暗闇にたたずんでいた。



もう歩きたくない。

てゆ―か歩けない。


どうしよう……