「あれ…ママじゃない」
今にも泣きそうな女の子は周りをキョロキョロしている。
「えっと…迷子?お母さんとはぐれちゃったの?」
女の子の目線に体を落とした。
「うん…ママねぇ…お姉ちゃんと同じ洋服の色なの…」
「そうか…それで間違えてお姉ちゃんの服掴んだんだね…」
女の子は俯いて泣き出した。
「ママを一緒に探しに行こうか!ママも絶対探してるよ」
不安にさせないように笑顔で話しかけた。
「うん…!」
顔を上げた女の子は少し笑ってくれた…。
「名前は?」
「可菜子…!!お姉ちゃんは?」
「香澄♪」
「かわいい名前だね」
「ありがとう(笑)」



