LOVEレンタル



「えっと、美佳から言われて来たんだけど…」




新斗さんはすごい申し訳なさそうな顔をしている……。





「ごめんね、あいつ用が出来てさ…来れなくなったって…」




「そうなんですか…」





そっか…彼にはそう言ったんだ。




「あっ俺、美佳の彼氏で荒井新斗って言います!」


――美佳の彼氏…


そんなの分かってるから言わないでよ…



「あっはい…あの…香澄です…」



「うん…香澄ちゃんね。名前は美佳から聞いてるから知ってるよ」



そう言うと新斗さんは私の向かい側に座った。




「送るように言われたからそれ飲んだら送るよ!」





「あっはい…////」




私はストローを使ってちびちび飲み始めた。






だけど、緊張してうまく飲み込めない……。////




ごくって飲み込むだけなのに…




その音が異様に大きく聞こえるせいで





ぅわーー…(涙)




ジュース飲んでるのになんだか熱い……。




早く飲み干した方がいいのかな…?