「ちょ…事故って?…」

慌てる美咲を余所に 黙々と 出掛ける準備をする太郎
最後にぎゅっと ジーンズに携帯を押し込むと


「行ってくる」


「えっ?…行くって…」

美咲の言葉も聞かずに部屋を後にした。