「――――あ―――れ?」


俺は、気がつくと 爆音の中にいた


「うぉ!!」


バイクの後ろにまたがされ 手は、バイクから落ちないように 誰かの腰に布で ぐるぐる巻きにされていた



「おーー目ぇ 覚めたか!!」


後ろを振り向く事もしないで 俺に話かける


「そ…総長さん?;」

バイクだけのライトで照らされた顔は、 あの日の事件の張本人だった。