2日続けて俺に会いに来るなんて…なんなんだ。
そう考えようとして、慌てて打ち消す。
やめよう。余計な事考えるのは。怖くなってくるし。
「ねえ、本当にどうしたの?」
俺があまりにも不審だからか、ももが面白そうに笑う。
人の気持ちも知らないようなそんなももが、少しだけ恨めしい。
「今日兄貴が迎えに来るんだよ。それが嫌で…」
「え!!るぅのお兄さん今日来るの?」
俺の言葉を遮るように、ももが驚いた事を出す。
そんな予想外の反応に、俺まで驚いてしまった。
「なに〜!!るぅの兄貴!?ちょー見たい!!」
「え〜!!美春も見たい見たい見たい〜!!!!」
ももの大きな声に、周りにいたみんなまで反応してしまう。
ギョッとして顔を上げてみるが、そのどれもが好奇心の塊だった。
「…なんも面白くないんだけど」
「別に、面白さは求めてないとは思うけど」
ポツリと言った俺の言葉に、宗太が吹き出す。
予想外のみんなの反応に、半ば動揺してしまう。
そしてなぜか、みんなして慶兄を見学に来る計画を立て始めている。
色めき立つみんなを見ていると、思い切り引きつり笑いしか浮かばない。
うん。ヤバい。こりゃヤバい。
まさかまさかの慶兄ともものご対面か?
昨日の今日で、ありえねーんだけど。
「よし!!じゃあこっそり見に行こう!!」
「いや、そーゆう問題じゃなくて…」
制止する俺を余所に、虚しくチャイムが休み時間の終わりを告げた。

