「もう、美春にくっつけてもらう?」
「あ、それダメ〜!!美春がくっつけたら絶対ももに振られるから!!もうジンクスだよ!!」
「その前にるぅが告らなきゃだろう」
俊の言葉に、美春がぶんぶんと手を振って否定する。
そして更に、宗太がとどめを刺す。
だから、告る告るって……俺がいつももに告白するって言った!?
ももの話はだいたい分かった。
でも、誰も俺が告白するなんて言ってない。
それになにより、まだ俺の気持ちも固まってねえっての。
ここまでくると、なんだか段々遊ばれているような錯覚さえ覚えてしまう。
人の話しで盛り上がるのはいいが、持ち上げてみたりどん底に突き落としてくれたりするの、やめていただけないだろうか。
「そういや〜栗本も告るんだよなあ」
「栗本?誰栗本って!!」
栗本も…って。
だから、もって何だよ…。
思い出したような宗太の言葉に、美春がガブリと食いつく。
まさに入れ食い状態もいいトコだ。
「ちょっとナルで押しが強い感じ?見た目ホスト!!俺は仲良くなれる自信ねえな!!だはは!!」
なぜか笑う龍雅なんて気にも止めず、事の成り行きをただ見守った。
少し気持ちに余裕が持てたのは、栗本の話には安心していたから。
ももが苦手らしい栗本だったから……のはずだったのに。
「押しが強い?もも、押しに弱いんだよね」
そんな余裕も、美春によって呆気なく崩されたのだった。

