なんとなくだけど、ひょっとしてももはお嬢様…なのかもしれない。
立派な門構えに、玄関へと続く道のりはライトが足元から照らし、家全体がライトアップされているように浮かび上がる。
ついでに、止まってる自家用車なんかも、高級車だったりする。
「じゃ、また明日…は学校休みか」
「また明日…宗太んちで?」
何の約束もない2人の関係。
ただの友達。仲間?
だから休みの日に会えるかどうかなんて、約束しなきゃ会う事すらままならない。
それでもこうして、明日も会う事ができると言うだけの約束。
ここで俺は、宗太に有り得ない程の感謝をした。
「行く…つもりだけど」
「じゃ一緒に行こうよ。お昼ぐらい?」
「………。」
まじか。ちょー…っとかなり嬉しいんだけど。
ももの家から俺のマンションは、比較的近い場所なので落ち合うには何ら問題ない。
偶然ではあるが、そんな些細な偶然ですら、なんだか勝手に運命なんて感じる俺は、単純すぎてどうしようもない。
「……どしたの?」
「え?あ〜!うん、そうだな、そうだ」
「…大丈夫?」
大丈夫じゃねえよ!!!!
お前と居て大丈夫なワケねえだろう!!!!
「…ねーちゃん?」
そんな俺の思考を強制終了させるように、誰かの声が背後からクリアに届いた。

