青空の下で投げた一球【編集中】





「そぅ言えば大地就職??」

「いや一応進学…。」

「野球、やんの??」

「野球はやるよ。」

「大地から野球取ったら何が残んだよ」

「なんもねぇなぁ(笑)」

「ひっでぇー(笑)」



でもそぅ言われるのも嬉しいんだ。

そんだけ俺はみんなに野球が好きって

思われてんだって思うから。



「信之介は?進学?」

「いや、俺は就職」

「健は?」

「俺進学」

「そっかぁー」

「もぅ少しで卒業すんだよなぁ」

「昨日引退したばっかりなのにな」

「今それ言うか??」

「悪い言った。」




その場に寝転んで根を瞑った。

相変わらずセミのシャワーは健在で、

変わらないこの場所は好きだ。



「強くなりたいなぁ…。」

「野球?」

「そ。」


「………でも、

野球で飯食える実力じゃねぇだろ。」


「………わかってるよ。

現実は見てるつもり。

せめて大学で頑張りたいなって」


「まぁ大地の人生だし。大地が決めろよ。

でも借金したら金は貸さねぇ」


「わかってるって!!」




こんな事を言い合うのも、

あと少しなのかなって思ったら、

えらく現実味がしなかった。

この場所は俺が産まれた場所、

俺が育った場所で、

ここをいつか出るのかなって思ったら

少し寂しい思いもした。



「(ま、いつの話になることやら…。)」


このときはそぅ思っていたけど、

すぐにこの場所をでるときが来るんだ。

俺に…。