青空の下で投げた一球【編集中】





「大地頑張れ!!

ここ踏ん張りどころだぞ!!」


「河野頑張れ!!自信持って投げろ!!」


篠岡と和田にそぅ言われて

目が熱くなって涙が出そうになったけど

頑張って抑えた。




「投手だけじゃねぇぞ!!

後ろも声出せぇ!!

投手だけに任せんな!!!!」


叫んだのは健で、

我慢してたのに

また涙が出てきそうになった。

少し怒ってるみたいな健の声。

何となく、理由がわかった。



「おっしゃ打たせろ!!」
「守るぞ!!」
「ツーアウト!!ツーアウト!!」
「河野踏ん張れ!!」
「ファースト来い!!」
「レフト来ぉーい!!!!」



本当に辛くて泣きそうになって。

汗を拭くフリをして涙を拭った。

普通に泣いてるようにしか

見えないだろうけどね。





「1番 サード 仁上」


仁上は前の打席ニ遊間に打たれてる。

でも俺はピッチャーだから。

俺が投げないと始まらないよな。

やっと掴んだ少ない登板機会。

しっかりやれ!!




『外角にカーブを外す』

初球は変化球からだ。

しかもボールから。

初球のストライクを打たれてる気がするから

四球の後のボールって嫌だけど頷いた。

意識、ギリギリより少しボールな感じだ。

あそこに投げる――。



「ボール」


「ナイスボール!!」



『内角にストレート』

多少外れてもいい。

瀬田は緩急つけたいんだ。

これは俺がいつでもストライクが取れる

って思われてるって事でいいよな。



瀬田は1回ミットを叩くと力強く構えた。