青空の下で投げた一球【編集中】





うっわぁやらかしたなぁ…。

捕れてたら三振だったのになぁ…。

内海さんはこの前走ってる分、

出したくなかったのになぁ…。




打者は代わったばかりの和木さんだ。

さっき打たれてる金吉さんから

代わってよかったかも。



代わったばかりなんだ。

勇人、自信持って投げろッッ!!!!



『直球を内角にボール』


最初は際どいボールからだ。

初球からクロスファイヤーだけど、

逸らしたりしないから…。

ここは1番

気をつけないといけない場面だと思う。


初球から強気でいくぞ!!!!



その思いが伝わったのか、

勇人は強い目で頷いて構えた。

ランナーのいる場面。

ちゃんと視線で牽制もしてる。

足の速い内海さんがランナーだ。

勇人、走ったら俺が刺すから。

お前はバッターに集中しろな。



勇人の投げたボールは

内角をギリギリ外れたボールだった。


「(注文通り!!)」



次は変化球だ。


『同じ所にスプリット』

そのサインには顔を振って、

次の『同じ所にツーシーム』には頷いた。


最近の勇人は配球にも貢献してる。

どんな組み立てがしたいのか、

少しずつだけど分かってきたから

俺的には嬉しいし、楽だな。

1人じゃないって感じするし。

だからその分返さないとな。






頼む…。

この場面だけ…。







――――高ぃッッ!!!!




――――カキィィインッッ




叩きつけてる!!




「ナンナー走ってんぞ!!」

ベンチからの声に、

内海さんを見ると走っていた。


「(エンドラン!?)」


余裕で勝ってる場面でエンドラン!?


打球は三遊間を抜けた。