次振ってくぞ――!!
そぅ思って来た球を打ちにいった。
でもその球はボール球で、
打球の方向は三遊間をコロコロ…。
「―――っ!!」
―――走れッッ!!
「アウト!!」
あぁ…;;
やっぱか;;
三遊間って言ってもけっこう
ショート寄りだったからな。
「悪ぃ…」
「いいよいいよ!!」
「よく当てた!!」
「大地!!」
呼んだのは篠岡だ。
「ん?」
「さっき水分補給せずに打席行っただろ。
真夏なんだから気を付けろよ」
「あぁ…;;」
何だか投げたら投げる事にしか
集中できないんだよな;;
篠岡がくれたアクエリを
ゆっくり飲みながら瀬田の打席を見た。
「9番 キャッチャー 瀬田」
交代キャッチャー草野翔太→瀬田康己
草野も初打席だ。
そんなの関係無しに打ってほしいな。
打てなくてもいい。
思いっきり振ってくれればいいな。
――――カキィンッッ
「ぅおっ!?」
一二塁間を抜ける打球が
てんてんと転がっていく。
「「「「ナイバッチーッッ!!」」」」


