青空の下で投げた一球【編集中】





―――内海が強い目で見てる。


1,2塁だ。

内野抜かないとゲッツーだぞ。

ゲッツーで終わりなんてさせてたまるか。



外野もフライは嫌だ。

やるならタッチアップできるぐらいの

深いフライじゃないと――…


それか内野、外野を抜くかだ。





「………。」



――――来いッッ!!



















気持ちが表に出てんぞ。

内海みたいな姿勢を見ると

新はすぐにサポートしたくなるってか

力になりたいって思うからな。

捕手の山本が新の性格を知っていたんなら

ここで緩急をつけたり、

変化球を続けたり、

かなり工夫してくると思う。




「一番谷、飲んだ??」


後ろにいた篠岡が訊いて来た。


「飲んだ。サンキュ」


本当は飲んでないんだけど

今は新が最優先だ。



新は同じ中学出身だ。

3年間野球をして、

中学の時とり仲良くなった気がする。

それはたぶん

“努力したから”

他の人に認められなくたっていい。

確かに俺と新は努力した。

最初の方は苦しかった。

県大会は初戦・2回戦で負けるのに

先輩達は努力してんだ。


1年の時は

『甲子園に行けないのに

何でこんなに努力してるんだろ?』

って思ってた。

でも、3年になって分かった気がする。

『最後だからだ』

最後だから燃え尽きたいのかもしれない。

でも、俺はそぅ思う。


1年の途中から放課後、

新と真面目に自主連していた自分がいるから

俺はベンチに入れて、

試合で起用されたんだと思う。

今では分からずにだけど

自主連をしていた自分に感謝だ。