「なぁ新谷…。」
「ん?」
「俺変なんだよね」
「いつもじゃん」
「うっせー。
大地の事、敵っていうか…
そんな感じに思ってんだよね。
変じゃない??」
「それって河野の事貶してる…??」
「は?何でだよ」
「馬鹿にしてるのかなって」
「しねーよ!!」
「あぁならそっちのほうか」
そっちのほうって何だよ。
どっちのほうだよ。
「そぅいうの、ライバルって言うじゃない??」
「…でも同じ高校だし…。」
「そんなの関係無ぇよ。
水畑と下田みたいなもんだよ。」
「負けたくなって思う奴が、
ライバルなんじゃないの??」
俺はそぅ思うけど。
って言ってベンチに入っていって
スコアを見に行った。
「………ライバル…。」
しっくり来ない。
でも、なんだか気分はいい。
悩みが無くなったからかな??
大地が俺の事ライバル視してたって言ってた。
何だか嬉しいな。
高校卒業しても大地と切磋琢磨したいな…。
大地大学なのかな??
もしかして社会人??
でもいいや。
高校卒業しても連絡取ろう。
今度卒業式に1打席勝負する時に俺も言おう。
『俺も大地のことライバル視してたよ』
って。
いつかは、
大地に勝ちたいな。
技術も、…心も……。


