嫌な見方だ。
顔しか動いてなかった。
見たのか??
でも入ってたんだ。
儲けだ。
『フォークを入れる』
フォークを低め意識で投げた。
―――カキィインッッ!!
打球は低いライナーで、
センターの前に落ちた。
「………。」
進塁打だ。
気にすんな。
「河野!!」
振り向くと草野は顔を苦くして謝っていた。
「悪い」
「次取るぞ」
「ナイピッチ!!ナイピッチ!!」
「いーとこ行ってるよー!!」
「ツーアウトー!!」
「ツーアウト!!ツーアウト!!」
「河野気にすんな!!」
「バンバン打たせろ!!」
「しゃあ!!来い!!」
「6番 ライト 馬場」
確かに馬場は上手いよ。
でも…ここは打ち取らせたい。
さっきの久篠フォーク打たれたのは
俺の配球が悪かったんだな。
こんなのじゃぁ駄目って分かってるけど、
今は後悔しないぞ。
後になってからちゃんと反省する。
今は目の前のことに集中だ。
馬場は今日和田から1本打ってるからな…
低め打たせて後ろに助けてもらうぞ!!


