1-2
儲けた!!
ラッキーだ!!
次はシュートを試した。
判定は際どいボール。
草野も周りも
「惜しい惜しい」と言ってくれた。
コントロールしやすい
ストレートを投げたけど外に外れて四球だ。
「河野大丈夫か??」
「まぁ少しは…、悪い」
「気にすんな。大事なのは次だかんな」
「おぉ」
「腕は振れてるからな、大丈夫だからな」
「おぉ」
ストレートの方がコントロールしやすい。
ストレート中心の組み立てだ。
早く調子戻して楽させるぞ。
大事なのは次。
1人はいいんだ。
連続はさせない。
調子悪くても踏張れ。
出来るぞ…。
ロージンを付けて前を見た。
ロージン:滑り止めの粉。
「3番 ファースト 基」
基は中学からの後輩だ。
でもそんなの関係無しに、
コイツは出せない―――…。
打たせて取るぞ――!!
初球はストライクだ。
草野はコントロールしやすい
ストレート多めの配球をしてくれる。
最初は内角に入っていった。
サインでは外角だ。
たぶん外角は狙えるか??
って訊いてるんだと思う。
ボールでもいいってついてたからな。
意識して外を狙った。
投げた球は、外角に入った。
2-0だ。
今度は変化球だ。
外れてもいいって。
でも俺は入れたい。
球種はフォーク。
ブルペンでは投げこんだ球だ。
自信持って腕振りぬけ―――!!!!


