青空の下で投げた一球【編集中】





ピッチャーは篠岡さん。

キャッチャーが新谷さん。

去年のチームの柱の1つでもあった

このバッテリー…。



篠岡さんの速球と、

新谷さんの強気なリード。

見ている側は気持ちいい感じだ。



俺はそんなバッテリーと勝負する。

恐い気持ちもある。

でもそれより強いのは、

ラッキーだという気持ち。


篠岡さんは1イニングしか投げない。

俺はその1イニングの先頭打者だ。

思いっきり行けばいい。

持ってる物、全部出せ!!







「7番 レフト 能見」



「お願いしますッッ!!」


能見はこっちの打者か。

打つ気満々だな。

俺は好きだよ、このタイプ。

でももっと好きなのは、


――――証治だよな。





顔に出てるっつの(笑)

せっかく証治との最後のバッテリーだ。

大切にしていこう。

でも、―――…

わざとランナーを出したりはしたくない。

証治にも、

能見にも悪いと思うし。


何より俺が俺を許せない。




だから。

いつも通り攻めていこう。





『内角にストレート』


神崎もストレートには力あったけど、

証治もだ。

ストレートなら証治は負けない自信がある。


―――バシンッ




「ストライク!!」


「……ッッ」


何だよあの球。

今までの最高の球じゃん!!



「ナイスボール!!」


ボールを投げると、

証治は笑って自分の頬をつついた。

俺も顔に出てるのかも。