青空の下で投げた一球【編集中】





「「「「「「「ナイバッチィ―ッッ!!」」」」」」」


これで1,2塁…。





「2番 ショート 島村」
代打:長谷川尚→島村巧美


ここで代打だ。

安定感のある長谷川をベンチに戻して

島村だ。




















―――フゥッ



息を短く吐いて、

前を見た。

前には神崎がいて、

その少し後ろにはランナーの

和田と一番谷がいる。





「巧美頑張れ!!打てるぞ!!」



同じ中学だった和田。

試合で負けたあの日、

思い出したのは練習のときで

仲が良かったけど

たまにする喧嘩を思い出した。

お互いの意見を言う喧嘩は

和田の事その時は嫌だったのに、

後になったら意味のある喧嘩だったな

って思えた。






この高校時代、

無駄な事なんてなかった。


ただ一つ悔いがあるとしたら、

それはスタメンを取れなかったこと。



でも、今日の試合で

その悔しさ全部出そうって思うんだ。

このままで行ったら

俺は6,7回で交代だ。

その間で全部を出し切ろう。







『大量リードなんて考えるな。

リードしているときでも手を抜くな。

得点は取れるときに取っとけ。』



先輩に言われた言葉だ。

気が抜けている俺に、

1つ上の先輩だった高畑先輩が

俺に言った言葉だ。


殴られたわけでもないから、

そのときは口返事だったけど、

俺はその時『点が取れない苦しさ』

を知ったから。

だから俺は、

何点リードしていても手は抜かない――…





―――カンッ


「「「「上手いッッ!!!!」」」」