青空の下で投げた一球【編集中】





ノーアウト満塁…。

チャンスだ。

内野でも外野でも1点入るんだ。



「……。」


点入れば投手は安心するぞ。

この前の試合で篠岡と高宮の

精神面の弱さを知った。


田辺がいなくて

みんな不安定だったと思う。

きっと2人に無意識で頼ってたのかもな。

俺は高宮の後ろにいる。

後ろには篠岡だって回る可能性があった。

『誰かが』って言う考えは辞めよう。



――――俺が尚を還す。








初球はボール。

ストレートには力があるのに入らないのは、

きっと捉え始めたからだ。



最初は変化球狙いだったけど、

今じゃストレートも

『打てる球』になってる。





―――バンッ

「ストライク」


擦ってたか…。

アウトローでそこまでだったけど、

内角のいい所にいくと打てねぇな。



変化球狙いだ。

変化球ならまだ打てそうだ。


そぅ思っていたらストレートが低め。

やっぱ力のあるストレートが多いな。



―――カキィインッッ


「ファール」


それでもストレートだけで抑えるのは無理で

変化球だって投げてくる。


2-1


「(追い込まれた…。)」


ストレート来たらカットしよう。

変化球に手ぇ出したからな。

変化球待ちバレてるかも。



次に投げたボールは

外れてると判断して見送った。


「ボール」

これも変化球だ。



次は――…


「――ッッ!!」


―――カキィンッッ


「ファール」



早いテンポで投げてきた。

神崎も焦ってんのか??



入ってたから慌ててカットしたけど

ストレートだった……。