『6番 センター 清水くん』
「信之介続くぞ!!」
「頑張れ!!」
「続くぞ!!」
「先頭出たぞ!!」
「続くぞ!!」
あいさつをしてから打席に入った信之介。
1回伸びをしてから
バットを前に出して力を抜かした。
そこからバントの構えを見せた。
「バント!?」
「『1点』取りにいったな」
「ノーアウトのランナーだしバントも有りだよ」
「ここでチャンスになれば…」
「8番は篠岡だ…。」
「けっこういい感じの打線じゃん」
「けっこうじゃねぇよ」
「でも馬場がちゃんと送ってくれたらの場合の話だな」
そぅだ。
今からの打順、
今 清水
7番 馬場
8番 篠岡
9番 新谷
の順番だ。
馬場がちゃんとランナーを
進塁させてくれるかが問題だ。
そしたら馬場の次は篠岡、
打つ方に関しては今日もいつも通りだ。
篠岡が打てなくても
『繋ぐ9番』の新谷に任せよう…。
――――カンッッ
「「「「「ッッ!!!!」」」」」
ヤバイっ!!
バントの打球は球の下を叩いたのか
捕手の頭上。
「捕るなッッ!!」
「捕るなぁあッッ!!」
「ファール!!」
捕手の青野は少し仰け反りながらも
打球を追ったけど
少したわなかったみたいだ。
「バントだぞころがせ!!」
「頼むぞ信之介!!」
「清水頑張れ!!」
「できるぞ!!」
信之介頑張れ!!
「ボール!!」
投球はアウトローに外れた。
めんどくせぇこの投手…。
バントの構えを見せたら球威が増した…。
簡単にバントしてくれねぇってか…。
しかも低め意識して難しい。
こりゃ高めにくるとは
思わないほうがいいな…。
でも低め過ぎてカウント悪くしてる。
今は1-3
どぅする…??
待つか…??
ベンチを見ると…
『待つ』
か…。
だよな。
次でりゃ四球だ。


