青空の下で投げた一球【編集中】






早く構えた新谷のサインに答えて

セットした。

ちゃんと牽制も出来た。


投げた瞬間―――


―――やべぇッッ!!!!


























―――――――カキィィイインッッ!!!!






「…………ッッ…。」




「「「「「「「「「「「「「ワァァアアァァァアアア」」」」」」」」」」」」


「「「「「「「「「「「「……………。」」」」」」」」」」」」」







8回裏、

電子掲示板には『2』の文字。




「「「「「「「同点の2ランッッ!!!!」」」」」」」




篠岡の投げたボールはたぶん

抜く系の変化球。


その変化球は抜けて、

高めになった甘いボールを……


左中間に入れられた。





「………。」

「………。」
「………。」

「………。」

「………。」


「………。」


「………。」


「………。」

「………。」





マウンドにいる選手は全員、

静かで

静か過ぎて……。


とにかく静かで、

全員、ボールの入った

左中間を見ていた。










「篠岡!!
そんな力の入ってない球しか
投げれねぇんなら和田と代われ!!」


ベンチから聞えた声。


ベンチは見えなくて

誰が言ったか分からない。


でも何となく、

健な気がした……。