青空の下で投げた一球【編集中】





俺が、

影ながら尊敬していた人の1人でもある。


居残りは当たり前、

筋トレはほとんど倍の数をこなして、

元の体格を取り戻した期間は

驚くほど早かった。




健にしがみ付いて

サードのスタメンを狙っていて、

這い上がって

健を狙っていた。



下田の努力を知らない人は、

俺等野球部の中ではいない。






「下田頑張れ!!」
「下田!!」
「下田頑張れ!!」
「下田ぁ〜〜ッッ!!」
「辰弥ぁあ〜〜!!」
「下田さん!!」
「下田見せてやれ!!」
「辰弥さん!!」
「辰弥頑張れ!!」
「下田さん!!」
「頑張れ下田ぁ!!」
「頑張れ〜〜!!」
「辰弥さん頑張ってください!!」



―――――下田ッッ!!



下田見せてやれ!!





















「8回!!しまって行くぞ!!」


「おー」
「篠岡いつも通りな!!」
「下田上がんなよ!!」
「馬場切り替えろよ!!」
「高宮、上がんなよ!!」
「はいッッ!!」


声が出てる。

これで証治の調子がいつも通りなら……

勝てるぞ。

証治……お前にかかってんだよ…。






「下田頑張れ!!」
「下田ぁ〜〜!!」
「辰弥!!」
「下田さん!!」



「めっちゃ声出てるな」

「……。」


話し掛けてきたのは相手選手。


「いい感じ。」

「……だろ?」


「俺等の所も声が出てる。
いい感じだ。」

「……だな。」


「好きだよ、こんな空気。」

「……分かるな。」


「でも負けない。」

「こっちもだ。」


負けられないんだよ。