「ストライク!!バッタァーアウトッッ!!」
「ッッ!!!!」
「ッッシャァァアアッッ!!」
「「「「「「「あぁ〜〜〜…」」」」」」」
クソッッ!!
「すみません…」
「力入り過ぎだ、もっと力抜け。
そんなんじゃぁ打てる球も打てねぇよ。」
「はいッッ!!」
『5番 セカンド 山田くん 背番号4』
「………。」
俺、この試合全然活躍してないじゃん。
1打席目はまぁ多めに見たとしても
2打席目は甘く入った球を中前で出塁。
3打席目は三振。
いつもの実力が出せてない。
何だか俺全体に変な力が纏ってる感じで
気になって仕方がない。
「………。」
そんなの自分の実力が無いだけだって
分かってる。
分かってるのにできないのは
もどかしくて歯痒くて辛くて苦しい。
「ッッ……。」
「高宮、もぅ1回お前に打席回す。
だからそんな顔すんな。」
「………はいッッ!!」
そぅ言ったのは長谷川さんだった。
「山田さんッッ!!」
俺の打席は終わった。
今するのは応援だ。
それまでに切り替えろ!!
「高宮今日調子悪いな」
「何だかいつもの思い切りの良さが無い」
「ケガはしてなさそうだけど…」
先頭打者出したと言っても
コース自体はいい所に決まって来ている。
長谷川だってほとんどまぐれだ。
健の打席も運がよかった。
それでも勝ってほしいんだ。


