「6番 ライト 加藤さん」
アフリカン・シフォニー
が流れる。
「準也続けぇ!!」
「打てるぞ!!」
「球見てけ!!」
初球は珍しくボールから入った。
甘く入ったカーブが――…
カキィィイインン"ッッ
強烈な打球がライトの横に飛んでいった。
けっこういい所に飛んでいったぞ!!
「周れ周れぇ!!」
「準也周れぇ!!」
加藤は2塁打を打って、
走者の一番谷は3塁。
「7番 キャッチャー 瀬田さん」
瀬田は目を瞑って
軽く息を吐いて打席に立った。
外角のスライダーを空振り。
フォークで空振り…。
「タイム」
瀬田は靴紐を結び直している間に
瀬田はグルグル何かを考えている。
落ち着こうとしている。
「プレイ」
3球目のボールは……
外角低めにカーブだった。
瀬田はとにかく当てようと努力した。
態勢が崩れても当てようとした。
カキイイイィン
変な打球音がして、
小フライがサードの方向に飛んだ。
以外に遠くまで飛んだ。
ぃや、バックホーム体制だったから、
水畑の後ろに落ちた。
「行くな」
「瀬田早くッッ」
長谷川が走って処理して、
1塁に投げた。
瀬田はセッスラで何とか
滑り込みセーフになった。


