1-2
で勝ってるんだ。
このイニングでも点を取って、
勝ちたい。
篠岡に勝ちたい。
「でろよ花田ぁー」
「新ならできるぞ」
「先頭大事だぞ」
「おぉ!!」
花田は篠岡をじっとみつめたまま、
叫んだ。
外角の際どい所に直球。
内角高めに入れて、
カーブを外して、
低めのストレートを入れて、
空振りの三振。
「ッッッくそぉ!!」
ベンチの中でも、
花田は沈んでいて、
顔が沈んだままで、
応援もしない。
それもそぅだ。
ボールのカーブは、
見て分かるボール球だ。
それ以外のボールは……
ストレート。
『見下された。』
そぅ感じているのかもしれない…。


