目の前にいる篠岡も何だか嬉しそうな顔する。
窓をチラッと見ると、
女の子が増えて何だか分からない楽器が増えた。
パプパー パプパー
パプーパープー
パプパー パプパプププパプパ
パプパー パプパー
パプーパープー
パプパー パプパプププパプパ─…
『RUNNER』!!!!
めちゃくちゃ嬉しい!!
ベンチにいる花田達も笑ってる。
って、
笑ってるのはここまで!!
内海が出たんだ。
何としてでも内海を進ませるのが仕事。
「(………ヒッティングかよ…。)」
でもサインはヒッティングだった。
初球、外角高めのスライダーを見送り
2球目、カーブを見送り
3球目、内・内、
できてるから次は外だと思ったら、
手前でクンッと内に曲がり、
慌てて振ると
カィイインッ
っと変な音を出して飛んだ。
打球はセカンドのかなり後ろだ。
夢中で走ると1塁はなんとかギリギリセーフだった。


