て の ひ ら

……



二人…だけの放課後。



っていったら初々しいけど……


燵葵………
ベランダにいて



あたしは…
教室に一人。



あたしは空を見てる燵葵の横に移動した。





「ねぇ…あの…燵葵」

「あ?」

ん?
な…なんか機嫌悪くない?!
「あの………………ごめ…」


「あ゛~!!!!!!!!!!!!!
超うぜぇ!」

「あの………燵葵……‥?」

「あ…ごめん………で、何?」
「その……ごめん…‥」




一瞬?が浮かんだ
燵葵はあたしを見たあと
また空に目を移した。



「あの……… 
勝手に…変な事言って…ごめん」

「俺も…ごめん」




「え?」

「やっぱ俺にとって漣の傍にいるのが
当たり前にしか思えねぇ」

「あたし…もだよ」

「だから…」


燵葵はあたしの頭に手を乗せる。

「これからも宜しくな?」
「…うん…‥」