て の ひ ら


なんだか気持ちに小さな区切りを
つけられた気がした。



「やって…みる
ありがとう直……」

「いやぁ照れるっ!☆
ちゃんと燵葵君に謝らなきゃ!」


さすが親友の直



あたしはやっぱあたしあんたが




大好きだよ。
ありがとう、直。





ん?




燵葵に謝らなきゃ?

謝る? アヤマル?

「ってどうして!!?」

「あんたどうしてって
何が燵葵君もう大丈夫だよ?
ありがとう…よ!!!!!!!
あんた無理してそんな事いって
気まずくなって二度と燵葵君と喋ったり出来なくなるよ?!」




た……確かに

大切な幼馴染みでも
もし恋として好きでも


どっちにしろ燵葵の傍にいられないのは
嫌だ……。




「あ…あたし謝ってくる!!!」


「よしっいくよ、漣!!!」