て の ひ ら




漣と燵葵がコンビニに行く、
50分前の事…

■:回想



「ったく、漣も慧斗も歩原も…
結局いつも尻拭いするのは俺じゃねぇかよ…」




テレビを見ながら、独り言を呟いていると
「くしゃんっ」
と寝ている漣がくしゃみをした

「入学早々、風邪ひくなよ」

自分が着てた、上着をかけてあげようとした時…



「…いで」
「は?」
「いかない…で」


・・・・・・


「えぇええぇえぇぇぇ∑」




漣に裾を掴まれ、身動きがとれなくなってしまった



春になったとはいえ、やっぱり夜は冷え込む。
とりあえず、上着をきちんとかけてあげた


「おいおい…勘弁してくれよ」


いくら幼馴染とはいえ、こんなに接近したのは
幼稚園振りくらいか…
近づいてみると、やっぱり漣は女の子なんだ
って変に感心してしまった。



漣が寝返りをうつと、
ようやく俺は自由の身となった。



■:回想終了




そんな事があり、今普通に接してるようで
結構頑張ってるんだ。
漣がその事を覚えてないのが、せめてもの救い…