て の ひ ら

◆:燵葵




お、俺のピカピカズボン…




君と過した1日はとても楽しかったよ…



ありがとう…




「なぁにシケたつらしてんのよっ!!」




   ・ ・
俺が誰かのせいでボロと化した
ズボンを弔っていると
張本人がバシバシと俺の背中を叩いた。




「だれのせいだと思っとるんじゃぃ!」




「うわっ、あんこ飛んだ。汚~~い」




いかにも汚さそうに、スカートをはたく漣。
桜餅を握り締めながら、怒鳴る俺…。




悲しいかな、これでも俺は漣を守るんだ…はぁ