そう思っていると、キィィィと音を起てて、門が開いた。

「おや?すみませんね。門、開いてなくて」

門が開いたと同時に出て来たのは、金髪の男だった。

「神波 涙南さんでいいのかな?」

その言葉に私は頷く。

「ようこそ。歓迎致しますよ。仲間として、ね」

金髪の男は不適に笑った。

「私の名前は浪屋 嶺-ナミヤ レイ-。この学園の教頭です」

……教頭がこんなにチャラくていいのかと思ったけど、口には出さなかった。

「ついて来てください。理事長の元にお連れします」

私はその言葉に身を引き締めて、教頭の後を着いて行った。