ドンッ


「あっ…」


ドサッ


私は、しりもちをついてしまった。


そして、そのあげく、かばんとリストバンドも落としてしまった。


「ご免!大丈夫!?怪我してない!?」


「あ、大丈夫です」


私は、かばんとリストバンドを持って立ち上がった。


そして、リストバンドを手首にはめようとした。


その時―


グイッ


「え…」


いきなり、リストバンドをはめようとした手をつかまれた。