タイムカプセル

髪が生えるまでは、結婚式をしたくなかった。


そして、髪が生えて、長く、綺麗な髪になった頃、結婚式が開かれた。


「紗弥、だーいスキ」


チュッ


優喜は、一日一回は言ってくれるの。


それで、ホッペにキスしてくれる。


やっぱり、愛されてるなって、そう思えるんだ。


私、凄く凄く、幸せ者だよ。


日本、ううん、世界、いや、宇宙一、幸せ者だよ。


あの時、あの時間、あの場所にいなかったら、優喜とここまで仲良くなれなかったと思う。


やっぱり、出会えたことが幸せなんだね。


「中谷優喜、貴方は、健やかなる時も、病める時も木原紗弥を愛することを、誓いますか?」


「誓います」