「なぁ、今から遊ぼ。
てか遊ぶの決定な。」

放課後の教室。


その中にはあたしとしんちゃんしか居ない。



しんちゃんと呼ばれる男は坂井 慎吾。

はあたしの彼氏。

因みにあたしは北野 愛。


あたしたちは高校生1年生。
ピチピチの16歳、とでも言っておこうかな。



「どこ行くのー?」


この時は少なくともしんちゃんを愛してた。

いや愛してると思ってた、と言った方が適切かもしれない。


「ジャスコ。」

「昨日も行ったよ?」


「じゃあ俺んち。」

「…そうしよっか。」


これだけであたしは少し照れちゃったり。