もうだいぶ

トライアングルな関係にも

慣れてきた頃の放課後

人がほとんど通らない

来年図書室になる予定の

空き部屋の前の廊下

不安だった俺は

綾香に聞いた

『綾香…俺だけだよな?俺のこと好きだよな?』

綾香は笑顔で

「あはは~。私が好きなのはマサだけだよ~♪」

明るくそう言ってくれた…

だから俺も

『だよな~?俺も♪』

そう明るく調子を

合わせて言った…