高志を連れこんで、
弓倉は机に突っ伏してした。

「なんてことだ・・・・・・」

頭を抱えている。

「なんで、いじわるした先生が困ったのポーズをしているんです?」

高志は、傍らで与えられた丸椅子に座り、ぷりぷり怒っている。

目のふちがちょっと赤い。

「とにかくボタンを返してください」

「うむ」

返事をして、弓倉は顔をだけを高志にむける。

この体勢だと、ちょうど目線があう。

なので、

弓倉はぐっと力を入れなおし、身体を起こした。

これで高志を見下ろせる。

「よし」