「使う機会がなかったからな」
「じゃあ、使うつもりはあったんですね?」
「当たり前だ。使うつもりがなければ、運んでくる理由がないだろう」
「それにしては・・・・・・」
高志は、さっきの授業を思い出す。
最初に弓倉がこれを持って教室に入って来て、教室の隅に立て掛け、そのまま指一本ふれず、
今こうして僕が持たされていると。
「なんだ?君の罰ゲーム用に持ってきたとでも言いたいのか?」
「・・・・・・そんな気が、少し」
「そんな無駄なことをするわけないだろう」
「そ、そうですか?」
「そうだ、よし、そこを曲がれ」
旧校舎につながる廊下の曲がり角。
高志は言われたとおり曲がろうして、またよろけた。
「わわわわわっ」
勢いが止まらず、そのまま壁まで歩いていってしまう。
それは弓倉から見て、みごとなペンギン歩き。
「じゃあ、使うつもりはあったんですね?」
「当たり前だ。使うつもりがなければ、運んでくる理由がないだろう」
「それにしては・・・・・・」
高志は、さっきの授業を思い出す。
最初に弓倉がこれを持って教室に入って来て、教室の隅に立て掛け、そのまま指一本ふれず、
今こうして僕が持たされていると。
「なんだ?君の罰ゲーム用に持ってきたとでも言いたいのか?」
「・・・・・・そんな気が、少し」
「そんな無駄なことをするわけないだろう」
「そ、そうですか?」
「そうだ、よし、そこを曲がれ」
旧校舎につながる廊下の曲がり角。
高志は言われたとおり曲がろうして、またよろけた。
「わわわわわっ」
勢いが止まらず、そのまま壁まで歩いていってしまう。
それは弓倉から見て、みごとなペンギン歩き。


