高志は、初めて弓倉の声で聞いた恋人という言葉にほわーんとなりながら言う。
「それ、僕を見て言ってくれたら、もっと嬉しくなるんですけど」
「今ので私からのサービスは品切れだ」
「品薄ですね」
「極上の一品だったろ。後に何かあるほうがおかしい」
「でも前だったら一緒に・・・・・・、キス、ぐらいしてくれました」
「私の口づけはデザート扱いか。安くなったものだ」
「安くなんかないです」
高志は言う。
指と指をあわせてもじもじしながら。
「だいたい安くなるほど、キスしてもらってないです」
「少年」
「高志です」
「先人が残した言葉にぴったりのものがあるのを思い出したので言おう」
「どうぞ」
「釣った魚に餌はやらない」
「それ、僕を見て言ってくれたら、もっと嬉しくなるんですけど」
「今ので私からのサービスは品切れだ」
「品薄ですね」
「極上の一品だったろ。後に何かあるほうがおかしい」
「でも前だったら一緒に・・・・・・、キス、ぐらいしてくれました」
「私の口づけはデザート扱いか。安くなったものだ」
「安くなんかないです」
高志は言う。
指と指をあわせてもじもじしながら。
「だいたい安くなるほど、キスしてもらってないです」
「少年」
「高志です」
「先人が残した言葉にぴったりのものがあるのを思い出したので言おう」
「どうぞ」
「釣った魚に餌はやらない」


