高志が言う答えを全部知っていて、弓倉は笑んで言う。
「ついでに言うと、そのときではなく今運んでくれると嬉しい」
「さっそくですか?」
言いつつ、手を出す高志。
弓倉も手を出して筒を渡す。
「その心使いと行動に感謝だ、とっ」
そのとき、
弓倉が重量の移動にバランスを崩し、
軽く高志の前でよろけた。
「先生っ」
高志は、筒を放り捨てる。
慌てて弓倉の身体を捕まえた。
カタタタタタタ。
階段を転がり落ちて行く筒。
「と、と、と、と、と」
高志と弓倉は互いに引っ張りあってバランスをとり、
壁際にもたれあってくっついた。
壁を背にする弓倉を、高志は正面から抱き包む。
「ついでに言うと、そのときではなく今運んでくれると嬉しい」
「さっそくですか?」
言いつつ、手を出す高志。
弓倉も手を出して筒を渡す。
「その心使いと行動に感謝だ、とっ」
そのとき、
弓倉が重量の移動にバランスを崩し、
軽く高志の前でよろけた。
「先生っ」
高志は、筒を放り捨てる。
慌てて弓倉の身体を捕まえた。
カタタタタタタ。
階段を転がり落ちて行く筒。
「と、と、と、と、と」
高志と弓倉は互いに引っ張りあってバランスをとり、
壁際にもたれあってくっついた。
壁を背にする弓倉を、高志は正面から抱き包む。


