高志の方も、弓倉のことが気になっていた。 朝起きて、熱があって、 頭がガンガンして、足がふらふらしたりして、 風邪をひいてしまったのはすぐに分かった。 それで心配性の姉に熱を計られ、 親に医者に連れていかれて、 注射を打たれて、 自分の部屋のベットに戻されて、 学校を休むことになったときに考えたのは、 弓倉のことだった。 (先生、昨日のことで僕が休んだって思うんじゃないかな)