爽快な天気のもと、あたしは竜也・・・ではなく後輩の佐藤敦と遊園地に来ている。 「来ちゃった・・・」 来てしまった自分に後悔。 「やっぱ最初はあれっしょー!」 人の気も知らずに佐藤はジェットコースターを指差す。 「げ・・・」 あたしの大嫌いな乗り物ナンバー1。 小学1年の頃に乗ったジェットコースターがあまりにも怖すぎて、それから一度も乗っていない。 「え?先輩苦手ですか?」 「いや、別に?まぁ・・・乗れないことは無いけど?」 強がってOKの返事をしてしまった。